2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

舞台撮影について物申す。および吉田喜重

前々から思ってたことなのだが、小さいハコにダンスとかを見に行くとカメラマンがすごく迷惑なことがある。シャッター音が気になるのだ。どうしてゲネを撮らないのか?本番でも消音ケースをかぶせていればまあいいけど、消音ケースも持っていないで本番の舞…

インタヴュー最後の一発を録ってから、シアタートラムでBATIK見る。 帰りの電車で、何気なく、斜め向かいに座って本を読んでいる女の人の籐のバッグに目が留まって、その美しさに見とれてしまった。細かい織り目が複雑なアラベスクをなしていて、表面は光っ…

原稿一つ上げる。大小様々な仕事が堆積しているからこの二日間の「休肝日」は貴重だったのに、思ったほど片付いてない。 関西で出ている月刊誌『エルマガジン』10月号を見ていたら、是枝裕和の『誰も知らない』のことが出ていて、いい言葉を見つけた。どんな…

幽霊

『呪怨2』('03、清水崇監督)見る。映画版の2。今までどうもこの監督の面白さがわからなかったのだが、これは凄かった。時間軸のトリッキーな操作が、映画内部でのオカルト現象そのものになってしまう新山千春のパートは痛快だし、ラストの酒井法子の出産…

「ユーモア・イン・ダンス」Bプロ。ヤミーダンスが良かった。まだ決定的に斬新というところまではいかないけれども、余白を楽しませる上質な「グラフィティ」的振付作品で、刺激に富んでいた。ヤミーダンスは「ラボ20」や「踊りに行くぜ!!」では東京に何…

8/23と10/10

今日もパークタワーの地下のエクセルシオールでインタヴューを一つ録る。話を聞きながらぼくは終始大ウケしてたのだが、最後の方で極めつけのがツボにハマッてしまい、涙流して笑っていた。3階のホールのところへ行ったら、先に並んでたSちゃんに「寝起き…

映画の日

昼から青山でインタヴューを録って、その後はオリベホールで映画三本立ての予定だったのだが、インタヴューが押してしまい、乃木坂から走るも5分遅刻。映画は舞台と違って定刻通りにスタートする。初めて見る映画なのに途中から見たって無意味なので諦めて…

三段梯子

ニブロールはやはり凄かった。前半半分くらいはもう頭ヘンになりそうなくらい密度が高い。ただ基本的に「断片の集積」という構成法であり、それが「アゲて、冷まして、アゲて、冷まして」の繰り返しだけになっていて全体に大きなうねりがないため、やや長く…

連日

昨日は『ダイアログ・イン・ザ・ダーク2004東京』というイヴェントに行って、夜はキュピキュピを見て、帰ってすぐ仕事で朝まで。午後に起き、新宿で『World B-Boy Session』を見て、すぐ帰ってまた仕事。明日は昼からニブロール、その後レニー・ハリス、さら…

なんで…

ずっとテープ起こしの作業。ものすごく疲れる。 また卓球見る。忘れていて、福原愛の試合の、第四セットのデュースになっていく前辺りから見た。相手は20代後半ぐらい。昨日の試合とは全然違っていて、福原愛が専ら反射神経とか集中力で闘っている選手だとい…

昨日のインタヴューでたまたま海に潜る話が出て、それを聞きながら三木成夫の本のことを思い出していた。胎児は、海に潜るどころか、鼻の中まで羊水、いや肺の中まで羊水に満たされているそうだ。ということは、胎児において自分の体の外と内の区別というの…

今日は丸一日仕事。振付家インタヴューを四本録った。疲れたけど、ダンスについてディープな話を聞くのは面白くて、どこまでも飽きない*1。これからテープ起こし。 *1:本当はアルコールが入っていればなお良し。

稲荷神社というのは独特なヴィジュアルをもっている。幾重にも立てられた鳥居、そして乱立する赤い幟旗。これらは奉納によって増殖するものであるために、整然と並ぶのではなく、まちまちの角度で「乱立」するのだろうと思われる。鳥居と幟旗の恐ろしい密度…

ビョーク

ビョークが出るというからオリンピックの開会式見る。一曲しか歌わないし、しかもマイクが見当たらなかった気がする。そして歌の間中NHKのアナウンサーがずっと喋ってる(画面見ればわかることを一々言葉で言うだけ。まるで「TV見てる人」みたい)。そ…

薄っ!

タイニイアリスでゴキブリコンビナート見る。靖国神社の見世物小屋しか見たことなくて、本公演はこれが初。何より劇団の謳い文句と、あと『CUT IN』に連載されてる「Dr.エクアドルのロマンティック汚れモード」、特に最近目立つ気がする「アンチ保守文化」的…

三木

昨日から『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最後の7日間』のサントラ回転中。オープニングが恐ろしく暗くてメチャカッコイイ。リトル・ジミー・スコットが歌う『鈴懸の木』も、バダラメンティの曲とリンチの詩で、独特の退廃美がたまらない。 三木成夫『…

マシン

松浦亜弥がパピコを吸いながら、左右に規則正しく目を動かすCM(これ)が怖くてたまらない。たぶん生なのにCGみたいに見える、あるいはCGみたいだけどたぶん生、という最近のCMにおけるレトリックの一種なのだけど、ほとんど正視しがたい恐怖を覚え…

滅多に広げることもないのだが、たまに広げてみるたびに、新聞(日刊紙)ってどうしてこのサイズなのだろうと思う。このデカさ、読みづらさ。いったい誰が得をしているのか?印刷の効率がいいのか? あと最近、ちくま文庫を電車の中でよく読むようになった。…

働く

半日仕事して、あと長い間グズグズいじっていた原稿を仕上げた。 ここしばらくこれを書きながら、ずっと「ダンスは、踊り手と観客の間に何かが起こらないと、ダンスじゃないよなあ」ということを考えていた。何かが共有されるということ。お互いのことを理解…

南北

シアター・バビロンにクワトロ・ガトスを見に行く。だいたいどういうものか想像はつくがこの眼で見ないことには何も言えないから、というかなり消極的な動機で行ったのだが、案外フツーのことをやっていた。フツーにつまらなかったということだが。モレキュ…

配置

スパイラルホールで dots。実に色々な人が見に来ていた。伊丹での初演よりも今回の方がずっと良くなってたが、終演後の客席の拍手の少なさには正直戸惑った。ここまであからさまな不満の表明は珍しい。いや、要するに「ダムタイプに続いて京都から〜」とか、…

滝沢

紀要のゲラを出しに大学へ行く。原文で確かめてない箇所があったのでそれも書庫でチェック。著者校は真っ赤。昼に蕎麦屋へ行こうと思ってたのだが別件の用事を思い出してしまい、結局時間がなくなって空腹のまま新宿へ移動。 新宿の談話室滝沢でKさんにイン…

遊びたい

一日つまらない仕事のみ。

疲れ

六本木のSuper Deluxeへ行ってアレッシオ・シルヴェストリンを見てきた。前に安藤洋子を迎えた小品デュオを見たのだが、それに比べると完成度が低く、見所にも乏しかった。「イヴェント」的な雰囲気がまた高校の文化祭とか髣髴とさせ、知っている人にも会わ…

priceless

一昨日、HMVの500円均一セールのメールが来たから急いでザーッと見た。ごくたまに「500円なら」と思うようなのを見つけてもたいてい「完売」と出て、出遅れたと思いつつもジョルジ・ベン『A BANDA DO ZE PRETINHO』(ブラジル盤)を何とか引っつかんで、…

大電気菩薩峠

浜松町でSさん&Sさんとお茶。ふだんNYにいるSさんとはたまにダンスとか見に行くとお会いするのだが、ちゃんとお話したことがなかった。Sさんの視点とか価値観について少し知ることができた。 その後麻布die pratzeで小林嵯峨。今回はソロではなく細田…