まだまだ故障中(携帯電話)

三四郎池に面した建物の二回で窓を全開放して作業をしていたら蚊が入ってきて刺された。蚊というのはどの程度の高さまで飛んでくるものなのか?わりと上の階だと蚊の数は減る。蚊の限界というものが必ずあるはずだ。
昼はほか弁になってしまったが横浜STスポットへ移動する前に執念で蕎麦食う。昨夜Eさんに聞かれて店名がうろ覚えであることに気づき、ググッても出てこないので今日よく見たら「あさひや」と平仮名で書くのだった。調べたらウェブサイトまであり(ここ)、蕎麦好きからはかなりの支持を得ていることもわかった。いつも大もりを食う。600円*1。頼むとすぐ出てくる。今日は店に入ってから12分ほどで蕎麦湯も飲んで支払いを済ませて表に出た。何もファーストフードはマクドナルドだけじゃない*2
STスポットは一番乗り。ほうほう堂が素晴らしい。どんどん狙いがクリアになっていく気がする。色んなことを思い出させるダンスで、まず一つ目は今日蚊に食われてそれを掻いたこと。二つ目は子供の頃、縦スクロールのシューティングゲーム雨あられと降る弾幕を、異常に高まった集中力が可能にする恐ろしく精密なドット単位の指さばきでかわしながら自分の体が機体とともにググーッとのけぞってしまうあの感じ。どっちも、不幸・不自由・妨げのようなものに見舞われている中でこそ可能になっている幸福や自由、しかもあまりにもささやかなそれら、であった。
関係ないが、今日は研究室でYさんに会い、最近生まれたばかりという赤ちゃんの写真を見せてもらった。子宮孔というものについて、それと、生まれたての赤子には「赤」と「白」の二通りあるということを教わる。この赤ちゃんは「赤」。いずれも少し時間が経つと普通の肌の色に落ち着く。三木成夫『胎児の世界』(中公新書)[amazon]に書いてあったが、確かに羊水に浸かってる胎児は臍の緒から血液を介して酸素を取り入れているから、外に出てから肺呼吸に切り替えるわけで(!)、代謝のシステムがヒトのそれに落ち着くまで赤くなったり白くなったり色々するのだろう。実に興味深い。そしてSTに行ったら、某ダンサーTさんの夫君であるOさんから、Tさんが無事出産された旨伺った。さっきの話をしてみたら、TさんとOさんの赤ちゃんは白かったとのこと。どっちにしてもめでたい色であるところがいい。
折込チラシの中に『面接画報』という新しいフリーペーパーが入っていて、見たら手塚夏子によるインタヴューだった。第一号の相手は中村公美。量があって面白いのだけど、やっぱり例によって手塚夏子の方がたくさん喋っている。

*1:あまりお腹が空いてないけど純粋に蕎麦が食べたい、という時はもり500円。ごく稀に鳥せいろとか浮気してしまうが、やっぱりあの温かいつゆに冷たい蕎麦を入れるという食べ方は理解できない。最初の内は温かさと冷たさの不協和音にある種の面白味を感じるものの(似た例としてアイスクリームの天ぷらなど)、すぐぬるくなって、温かくも冷たくもなく中途半端な、口に入っているんだかいないんだかわからないような感触を何となく鴨肉や長葱を噛んでみたりしてごまかす羽目になるのが関の山ではないか?

*2:「スロー」が良ければ何でもゆっくりよく噛んで食えばいいだけのこと。体にもいいし。