詰め

また原稿が詰まってて、悶々としながら書く以外には気分転換に音楽聞いてみたりTV見ちゃったりするぐらいしかない*1。ここ数日というもの何か景色を眺めたくて仕方なくて、外にいると無意識の内に探す。昨日は中板橋という駅で初めて降りたら商店街の先に川があって、開演まで時間があったから何となくウロウロしてしまった(が住宅街だったため怪しまれそうですぐ撤退した)し、その前の日は246沿いのバス停前のカフェだったのでバスがゆっくりウィンカーを点滅させながら停車したり発車したりするのをボーッと眺めて気分が良かった。自然の景色とか人工の景色とかの区別は関係なくて、ただ外から煩わされずに黙って感覚を転がしていられる環境に浸るのが好きなんだと思う。
また不意に思いついてユセフ・ラティーフの『Eastern Sounds』を引っ張り出した。キューブリックの『スパルタカス』のテーマをオーボエで吹いているのが入っていて、こればっかり聴く。いわゆる美メロ。バリー・ハリスの感傷的でありながら柔らかくドラマティックなピアノソロも枯れていて琴線に触れまくる。このテーマ音楽は映画を見た時に印象に残っていたけど、後になってMTVか何かで偶然耳にして、いいところに目をつけるなあと思った。アルバム全体がオリエンタルネタで、映画関係ではもう一曲『聖衣』のテーマも入っている。『聖衣』はともかく、『スパルタカス』まで「オリエンタル」なのか。ラティーフのアドリブでは時々レッド・スネーク・カモンみたいになるところもある。

*1:今日は久しぶりに野党の党首たちの顔を見た。選挙の時以来見てない気がするけど、それって大丈夫なのかと思う。