2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

挽肉

懲りもせずに月例の危機的状況が到来。ネットが常時接続になっているとついメールチェックとかアンテナのリロードとか無意味なことをしてしまうのでルーターからケーブルを抜く。外出せずカンヅメにしたぐらいではまだ足りない。ケーブルを抜くことではじめ…

分有

昨日の『少年チャンプル』はアニメーションのテクニックを色々解説していた*1。面白かったのはコマ送りやスネークなどといったテクニックの元ネタが『ターミネーター』や『シンドバッド黄金の航海』のストップモーションだという話。スタン・ウィンストンの…

lesser

昼頃から校正をして、発送して、あとはずっと岡田利規『三月の5日間』('05、白水社)を読んで過ごす*1。なかなか読めずにいたのでここぞとばかりに一気読み。『三月』→『マリファナ』→『労苦』の順で。あと先日、遅ればせながら斉藤斎藤『渡辺のわたし』(…

短くも美しく燃え

相変わらず忙しく、丸一日あいた金曜日も飛び入りで絶対見たいリハが入ったりして、行けば人に会ったりするわけで、楽しく、仕事は進まず。今日はセッションハウスで非常にイイものを見た。杜宮慧のKINKY。21フェスで初めて見た時と同じ一種の「天才」…

初蚊に食われ

昨日は午後から恵比寿でHさん、Mさんと打ち合わせ、そのまま飲みに突入。ぼくは中座して中目黒へ移動、NYから一時帰国中のUさん、あとGくんも交えて三人で飲み。すごいヌイグルミみたいなイヌが二匹いたのだけど、ある時不意に腿の辺りをテ、テ、と何…

死して屍拾う者無し

「動く動き」と「動かない動き」(ないし「生きた動き」と「死んだ動き」)とがありもっぱらダンスは前者を目指す。動きそのものが、動く場合と動かない場合とがある。 動かない動きとは、初めにおいて終わりが見えている動き、あるいは意味形式として了解可…

死亡遊戯

『奇想の系譜』に書いてあったのだが、若冲は庭に鶏を放ってそれをひたすら描きまくっていたという。何か定まってある描き方を習得するのではなく、ひたすら対象に迫ろうとし続ける。対象への迫り難さがますます手にプレッシャーをかけ、線や形の可能性を果…

電波

バルトルシャイティス『幻想の中世』、シャステル『グロテスクの系譜』、と来て今度は辻惟雄『奇想の系譜』('04年、ちくま学芸文庫)[amazon]読む。「奇想」というのは、形象や図像が奇抜であるところがポイントなのではなくて、目に飛び込んできた異様な形…

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準備したり、アイディアを出すのは楽しい。準備しまくってアイディア出しまくって自分の首をギリギリ締め上げる。出せ、出せ、とやってオエッと何か出る。また月末に向かって忙しいが忙しさに気づくのが割と早目な感じがして良い。 アンドレ・シャステル『グ…

しまう

森下スタジオで、シンガポール人の演出家Kに日本のダンスのヴィデオを色々見せて喋る会の2回目。かなりレアというかディープなところまで見てもらっているのだが彼は彼で知識該博な上に恐るべきキレ者であり本質を突く指摘多々、また自分も改めて説明を迫…

vacuum

何というか何もかも空振りをする一日。まずシベリア少女鉄道が空振り。というかここのところの流れからいってダメくさいということは初日が開く以前にすでにだいぶ感じていて、むしろ初日が開いてからどんどん評判が悪くなっていってるのにもかかわらずチケ…

悪意とは何か

昨日はPASダンスの学校で小林嵯峨と室伏鴻のトーク。「舞踏はなぜ世界にはばたいたか」という題で、とりわけ外国における受容のあり方に的を絞った企画。舞踏のシンポなどでは大概がつまらない思い出話に終始するが*1、今回はもう少し理論的な話が聞けて…

フューチャー・イズ・ワイルド

ワイドショーか何かで「人前で化粧をするのは迷惑行為か否か」みたいな街頭インタヴューをしてるのを見た。「粉が飛んでくるから迷惑」とか「みっともないから迷惑」とか、どう考えてもこじつけみたいな理由を誰もが無理矢理ひねり出しているのは携帯電話と…

脱出と回帰

デカいやつをついに片付けた。締切を延ばして、延ばして、延ばしていると飛び込みで大学の単発講義をやることになり、ますますキツキツのスケジュールになって焦りながら作業していたら、あと3日でケリをつけるというところで突然親戚に不幸があって計画が…