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準備したり、アイディアを出すのは楽しい。準備しまくってアイディア出しまくって自分の首をギリギリ締め上げる。出せ、出せ、とやってオエッと何か出る。また月末に向かって忙しいが忙しさに気づくのが割と早目な感じがして良い。
アンドレ・シャステル『グロテスクの系譜』('04、ちくま学芸文庫)[amazon]読む。本編の他に、文庫版に新しく加えられた「現代美術における遊びと聖なるもの」という1955年の論考が面白い(っていうほどでもないが)。いま「現代美術」っていう言葉はえてしてコンセプチュアル・アートみたいなのが連想されがちだが、この時点のフランスだと「現代美術」っていうのがどうもダダとかシュールレアリスムおよびその系列みたいで、「中心の喪失」とか「プリミティフ」なものへの志向がリアルな問題になっている。たぶん日本で舞踏が出てきたのもこういう空気なのではないかと思う。