何も今に始まったことじゃないが、歌の歌詞がひどすぎる。これは今日たまたまテレビで見かけた嵐の新曲『ピカ☆☆ンチ』の一部。
まだまだだ 俺が止まる所じゃないから/浅はかな 青い想いを抱いていたのか/あかさたな 習った頃から10年以上か…/若過ぎた 「このままずっと」なんて考え
「浅はかな」と「あかさたな」で、本気で韻を踏んでいるつもりらしい。本当に、何重にもおかしい。おかしすぎる。
(ウェブで歌詞を書き出してしまうのは音楽著作権的にマズいことなのではないかと思いつつ、検索してみたらファンサイトにゴロゴロしていた。ちなみに「あかさたな」はファンの間でも物議を醸しているらしい。ちょっと安心した。)
こんなことを書いたのも、今なぜかものすごく気に入っている歌詞があるから。それはあまりにベタすぎて恥ずかしいから書かないのだけど(荒井由実の作詞)、そこが聞きたいがために毎日何度かリピートして聞いてしまう。一番の歌詞は良く、二番の歌詞は良くないので、一番しか聞かない。その一分間ほどを、何度も聞く。今の歌の歌詞はほとんどが稚拙な「説明」でしかなくて、せいぜい意味が伝わればそれでお終いという感じなのだが、いい歌詞は、いい映画や絵や音楽のように、何度でも耳に通したくなる。耳が気持ちいいのだ。