アカデミー

大学の紀要に書いた論文のゲラが上がって来た。クローチェのフィードラー批判を取り上げて、ロベルト・ロンギにつないで Estetica の文化政治学的含意を摘出したもの。実は去年の秋に脱稿したやつなのだが、今読み直しても、手を入れたい所があまり見当たらない。内容が手堅い分だけ満足のいく結果になってる。実はこれと並行してもう一本仕上げて、そっちを学会誌『美学』に出すつもりでいた。『美学』では同じ筆者の論文は掲載後1年経過しないと再び載らないことになってるので、どっちかというと『美学』に載せたいなと思ってた方を後回しに取って置いてたら、そのまま放置してしまった。もっと論文が書きたい。
夜は麻布die pratzeで石井満隆を見た。