欲するもの

今日はあさひやへ昼前に行ってみた。すでにずいぶんお客が入ってたが、蕎麦にぬめりはなく、そして蕎麦湯は薄かった。やはりこの二つには関連があるのだ。蕎麦にぬめりがなくて蕎麦湯が濃かったらいいのだけど。それにしてもこれだけお客がいて携帯で喋る人もタバコ吸う人もいない。「共和国」という言葉が浮かんできた。こんな植物の粉をこねて作ったヒモ状のものを、会話もなしに素早く、黙々と、しかし思うさま大きな音を立ててすする孤独な我々のこのささやかなる野蛮さ。
夜は渋谷へ行って早稲田の時の友達Yと、この春東大の学部を出たHさんと三人で飲む。YとHさんの間にもともとつながりはなかったが、HさんがYのいたN●K和歌山局に配属になって、そこで偶然二人ともぼくのことを知ってるということで妙な成行きでつながったのだった。和歌山ではラーメンは不味いらしい。ヴィーンにウィンナ・コーヒーがないとかいうのと似たような話か。目当ての店がいっぱいだったので韓国料理の居酒屋へ入って、ほとんど一人でマッコリをガブガブ飲む。料理の方はイマイチというのが正直なところだが久しぶりに会う人たちと久しぶりの酒飲みまくりで楽しかった。