思ったことをたれ流す

ぼくはブラウザ(IE)の文字サイズを「最小」にしているのだが、しばらく前からウェブで異様に小さい文字が出回り始めて困っている。ぼくのきわめて原始的なタグ知識などでは到底出せないサイズで、ソースを見ると何か知らないタグが使われているようだ。しかしこの字が読めるように設定すると、今度は他のところの字がデカすぎるのである。画像みたいにサイズを自動調節してくれる機能がブラウザに付いていればいいのにと思う。この小さい字を使っている人々は、普段はデカい字で他のページを見てるのだろう。だとすればその人々は、単に小さな字が好きなのではなく、普段は普通のサイズの字を快適に感じているにもかかわらず、特にそれとの差異化を図ろうとしているのだ。「他より小さな字」であることに何らかの意義を見出しているのだ。またその人々のブラウザの文字サイズは「最小」には設定されていないに違いない。例えば「小」とか、「中」だろう。とすればあちこちブラウズした場合に、大きな字はいかにも大きく、小さな字は相応に小さく、表示されるのに違いない。いわば表現の多様性を重んじる立場である。実用性よりも表現の多様性なのである。良いだろう。反論のしようがない。しかし突き詰めていえば、要は大きな字を厭わしいと思うか否かだ。ああこんなことどうでもいい。考えて書くようなことじゃない。
大小の幅が大きすぎて困るといえばクラシック音楽を家で聴くときも困る。これはもうヘッドフォン以外考えられないわけだが、大きい音はこれで解決するとしても、小さい音は外からのノイズに負けてしまう。小さな音を小さなままで聴きたい時、ヘッドフォンはさほど有効ではない。そこでノイズキャンセラー(外から来るノイズに対して逆の波を出して打ち消す)が付いたヘッドフォンがだいぶ普及してきたわけで、これが欲しい。ぼくは十何年か前にこれを独自に考案した。考案したといってももちろん技術的に開発したわけではなく、何かそんなようなのがあって欲しいと想像しただけであるが。言ってもなぜか誰も理解してくれなかったのだが。