活字不足

意識的に「休む」「寛ぐ」というのが苦手であると思う。書くのに疲れて、休もうと思うと今度はトヨタの選考ヴィデオを見始めてしまう。そしてこっちに疲れるとまた書き始めてしまう。これは要するに、疲れたから休んでいるのではなく、飽きたから別のことをしているのにすぎない。
重度のビブリオフィルであるところのWさんのブログで知って、最近「[本]のメルマガ」「[書評]のメルマガ」を読み始めたのだが、そこに寺田寅彦の随筆のことが出ていて、それでアマゾンで『柿の種』を検索してみたら「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」とか書いてあった。こんな風に本を読むことはぼくには難しい。というか、是非そうしたいが、どんなに面白い本でも、つい一刻も早く読み終わらねばと思ってしまう。