ダンス史の講義も残り三回で、バウシュとフォーサイスの映像を整理。フォーサイスYouTubeでずいぶん見られるようになった。ぼくがダンスに傾倒し始めたそもそもの最初は、1994年の早稲田の「現代演劇」の授業で、鴻英良氏が『失われた委曲』か何かのビデオを見せてくれたのがきっかけ。すぐに神奈川県民ホールで『アーティファクト』を見た。ああいう無条件的にカッコいい世界ってもう帰って来ないのだろうか、ダンスには。それにしてもザハロワの『イン・ザ・ミドル〜』は色々な意味でビックリさせられる。
この講義は前期(アメリカのモダンダンスからマース・カニンガムまで)を丁寧にやり過ぎて、後期はコンテンポラリーをあまりちゃんとやれなかった。アジアのこともやりたかったがもう時間がない。来年度は「オーソドックス」な(=ヨーロッパ中心の)通史を圧縮して前期のみで終わらせ、後期は丸ごとアジアのダンスをやることにした。冒険だが自分に勉強させるためもあり。
去年秋に自分の研究室用に買ったプリンターをようやく起動。出力もスキャンも手近でできるというだけで思った以上に気が楽になる。ノートPCを自宅から大学まで持ち歩いているので自宅のと同じ機種にすればドライバーが一つで済むと思ったのだが生産が終わっていてそこまではうまく行かなかった。