朝早めに起きて水浴、さっぱりしてから朝食を頂き、午前中はまた映像を見た後、Aと一緒に二台のPCでひたすらDVDを焼く。ちょっとした傷や汚れでストップするためなかなか思うように進まない。昼食。毎回、あまり見たことのない食べ物で、味もかなり未知の世界だが美味しい。カットした生の果物にかなり強い辛味の入ったピーナッツソースを付けて食べたりするのはビックリした。今夜は『Opera Diponegoro』のオープン・リハーサルがあるため、出演者のM(昨日劇場で会った)や、ガムラン奏者、テクニカルの人たちが現れる。午後もサルドノと話したりしながらDVDを焼きまくり、疲れ切ったところで散歩に行く。初めてバティックのシャツを買った。夜はロウソクが道沿いに灯され、客席に椅子や敷物が置かれて、サルドノの知り合いなどが多数集まって来る。Diponegoro は19世紀のジョクジャカルタの皇太子で、オランダ植民政府に反乱を起こした闘志。彼がオランダ軍に捕まっているシーンを描いた絵が紗幕にあり、その向こう側が照明で照らし出されると、その空間で舞踊劇が演じられる。いくつかのシーンの抜粋。小規模のガムランはジャワ式だと思うが、リズムがかなり西洋風だったのはNY公演ということを視野に入れているのだろうか。小一時間くらいで終了、片付けを少し手伝って夕食。ガムランのSとしゃべる。すごい下ネタのジョークばかり言ってて、しかもみんな爆笑してる。ポツポツと帰って行くので、自分も明朝早いからと言って引き上げようとするとサルドノが最近描いている絵を見てみてよというので見る。何メートルもある巨大なキャンヴァスに油絵具でドリッピングしたり手で描いたりした感じのもので、数も相当。今回はわずか二日間だったが、一次資料の所在などはだいぶわかったし、サルドノともたくさん話せたので、宿題もでき、下拵えとしては十分。もう一回水浴して寝る。