本日

今日は大宮のストリップ劇場へ行った。ストリップ小屋自体は、10年位前(もうそんな前…)に浅草フランス座解体社を見たことがあるが、ストリップのライヴは初めて見た。チラリズムで焦らしながら脱ぐプロセスを見せていくものだと思っていたら、そういうものはほとんどなくて、結構えげつなくパターン化している。ちょっといい、志の高い踊り手が一人いた。浅草フランス座のイメージで行ったらハコがずっと小さくてビックリしたが、こういうのにハマる人の気持ちは非常によくわかる気がした*1
Ko & Edge(Ko 抜き)が出る初日だったので誰か来ているかなと思ったら誰もいなくて、帰ろうとしたら出口近くに岡山のKさんがいた。Kさんはあまり頻繁に会うので、岡山に住んでいるという印象が薄い。しかも女性一人で飄々とこういうところにいる。
ラララにハシゴするというKさんに「ギリでも6番は見る価値あり」と告げ、ぼくは先に失礼して千歳船橋まで大移動。ダンサーYさんの自宅スタジオでオガワ由香を見る。今日はストリップを見た後にこんな妙な出来事に立ち会ってしまい、実にトンチキな一日だった。ここではS塾のTさんに会った。パフォーマンスの感想を聞くのを忘れてしまった。
電車の中では鶴岡真弓ケルト/装飾的思考』(ちくま学芸文庫)を読み始めた。面白い。知らなくても済まされてしまう(しまってきた)情報群は、単に世界観をリニューアルしてくれるだけに留まらず、「知らずに済ませてきた」という事実を暴露してくれる。アイルランドに行くまでは興味がなかったことを、帰ってきてから知りたくなり、知ったことでまた行きたくなれば良いと思っている。そんな経験はしたことがない。なぜなら、前知識もなく別に興味もない場所に行く機会なんてなかなかないからだ。

*1:ていうか御幸奈々が出る時にもう一度くらい行くかも