色々な困りごと

ピナ・バウシュの新作を見てきた。もう完全に過去の人なんだな、と言わざるをえない出来。『バンドネオン』は一応行くけど新作はもう行かない、と言っていたSさんにはこうしてまたも敗退したわけである。
カーテンコールが始まった時点で拍手なんかせず速攻で出てきたが、与野本町の駅のホームにはすでにMさんがいた。驚くべき早さだ。少ししたら前橋のZさんも現われた。ぼくも今日は高い電車賃を払ってこんなところまで出かけてきてJRってマジで高い、市場競争なんかないも同然だから東京メトロのサーヴィスの向上ぶりと比較しても意味ないんだけど、などと退屈な舞台を眺めつつぼんやり考えていたのだがZさんの比ではなかった。
間に合いそうだったので急いで帰り、『はねるのトびら』を見た。「エンタの貧乏神様」って、『エンタの神様』がつまらないお笑い番組であるということをパロディにしているのか、それとも不条理系の別種の笑いを開発しようとしているのか、イマイチよくわからない。そしてキングコング西野亮廣のツッコミのサムさも、何を狙っているのかよくわからない。この人はツッコミもリアクションも常に照れが入っていて巧くないのだが、それをあえてここへ持ってきているのだからきっと何かあるのだ。
Kさんの日記を読んでいたら、ゆうパックの未配達トラブルのことが書いてあった。実はぼくも最近気にかかっている。ゆうパックではなく普通の郵便物なんだけど、数年前からたまに届かないことがあり、後で「あれ、出したのに」と言われたり、返事の催促の電話がかかってきたりする。こうやって確認が取れればいいが、取れない場合は届かなかったという事実さえ知らずに終わってしまうわけで、非常に困る。人間関係のトラブルにまでなりかねない。以前ネットでアメリカからCDを買っていた時など、あまり頻繁に紛失するので取引を断られてしまった。まあこれはおそらく盗難の常習犯がアメリカか日本の郵便局員の中にいるのだと思っているけど、普通の郵送物はそうとも考えにくい。先日明らかな未配があったので郵便局に問い合わせてみたのだが、普通の郵便物は番号も振っていないし追跡し切れず、うやむやに終わってしまった。郵便局側では「残念ながら絶対確実に届くとは言い切れない」と言っていた。まあそうだろう。子供の頃から漠然と郵便は100%届くものと思い込んでいたけど、何の根拠もない。メールもたまにロストすることがあるけど(特に携帯のは酷い)、基本的に届かなかった場合は戻ってくるから、郵便より信頼性は高いと思う。