配置

スパイラルホールで dots。実に色々な人が見に来ていた。伊丹での初演よりも今回の方がずっと良くなってたが、終演後の客席の拍手の少なさには正直戸惑った。ここまであからさまな不満の表明は珍しい。いや、要するに「ダムタイプに続いて京都から〜」とか、「<東京の夏>音楽祭に参加」とか、そういう(よくわからない→勝手な先入観や期待を抱かせる)見せ方をしたことが徒になったというにすぎないだろう。良い意味で「いまだ何ものでもない」ものなのに、それをそれとして受容できる場にきちんと配置すべきだった。
舞台を見ながら、何となく考えついたこと。舞台上で「即興による会話」を行えば、演劇にはならない代わりに、むしろほぼ必然的に、ダンスが生まれるのではないか。
神楽坂へ移動して食事して、ヴェローチェで原稿書いて本を読んで、die pratze へ行った。Sさん+Sさん+Tさん+Tくん+Tさん+Zさん+Oさんでまた少し飲んで帰る。山賀ざくろ+岡田智代の自主公演が正式に決まった。これは今から超期待。
新しくできる月刊フリーペーパー『ダンスワーク・REVIEW』というのに公演評を書くことになった。A4で3頁(+広告1頁)、うちぼくが1頁、バレエ批評の児玉初穂さんが1頁、残り1頁を長谷川六さんと藤沢愛子さんが担当する。ぼくは毎月1〜2本取り上げて書き、それをまとめて来年4月に出る『ダンスワーク』特集「2004年ダンスの総括」に収録、というシステマティックな流れになっている。6月に『音楽舞踊新聞』に出した室伏鴻 Ko & Edge 評を見て決めた、と長谷川六さんから言われたのがすごく嬉しかった。これは自分でも会心の出来だと思ってた。
明日は、クアトロ・ガトスを見て、夜は代官山で cha-chaS を見る。疲れていて迷ったけど、これからしばらく公演が少なくなるので、もう一山と思い決定。