踊り

ボックス席でも何でもないごく普通の長距離通勤みたいな電車で2時間40分ほどかけて前橋まで行く。Mちゃん道連れだったので助かった。駅からがまたえらく遠くて結局タクるはめに。
しかし今年の「踊りに行くぜ!!」開幕初日はなかなか充実した内容で、苦労も十二分に報われた。初めて見る広島の中島由美子はあらゆる意味で気負いのない痛快なまでの「普通人のダンス」だったし、トヨタでも上演された大橋可也&ダンサーズの作品は今回二人の動きがとても「ダンス」的に見えたりしてやはり興奮させられた。そして北村成美の新作『不完全スパイラる』。シナトラ『Stranger in the Night』でしっとりエレガントに出てきたのにサルサがかかってマイアミ×大阪みたいなケバいフェイクの1人競技ダンス(ラテン部門)に突入。キレがあってノリもよくて繊細で最高のシメだった。シンプルな振付も切れ味鋭く、ああダンスっていいなと思う。怪我から復帰後、彼女の中で「踊り」というものがグッと明確になったのではないかという気がする。帰りも鈍行のため打ち上げにも出れず帰宅。
関係ないが今月から週一で研究室に留守番で詰めることになった。少しだけ経済的に楽になるかも。行きつけの本郷の蕎麦屋に週一回行けるのも嬉しい。