思うところ

明日(ていうか今日)は夜に森下スタジオで安藤洋子のショーイングを見るのでその前に木場の現代美術館へ行ってピカソを見ようと思っていたのだが原稿書きに興が乗ってきて十分な睡眠時間が確保できなくなりそうなためまた今度にする。
ところで昨日Kさんと話している時にも出たのだが、コンペというのは日本のダンスの現状にあまりそぐわなくなっているとして(私見ではそうだが)、じゃあそれに代わる評価システムとして何が有効かといえば、年度賞のようなものを作って、その年の評議員が見まくった中からせっせとリストアップし、最終的に会議で賞を決め、それを再演に持っていくという方法だろうと思う。つまり朝日舞台芸術賞のキリンダンスサポートみたいな感じだが、それをもっとオルタナティヴな文脈でやる。ギャラリーとか小スペースでやったものとか、ラボに出たものとか、そういう中から優れたものを選び、一方的に賞を与え(辞退可)、(劇場に引っ張り出すのではなく)その同じ環境での本格的な再演を行い、たとえそれがキャパ20人の環境だろうと最終的には延べ500人ぐらいの観客に見てもらえるようにする。25回も公演を打つのは体力的にしんどいというなら2ヶ月かけてでもやる。お金の力で。これがいいと思う。