やった

砂連尾理+寺田みさこ、新作初日。ハッキリいってこれは良い。ダンスじゃなく演劇だと(いい意味で)思った。極私的にいえば、これが砂連尾+寺田の、『明日はきっと晴れるでしょ』に続く第二作目である。そしてそれでいて、砂連尾+寺田の文脈云々を抜きに、とにかく新しいものを見たという印象を受けた。熱狂はしないが、それだけにこの確かな異物感の重みをそれとして受け止めたいと思わしめるだけの説得力がある。
打ち上げ的な雰囲気でSさん、Sさん、Sさん、Kさん、Oさん、Oさん、Hさん、Tさんと三軒茶屋で飲む。結局、砂連尾+寺田は現れず、座はOさん=チェルフィッチュ岡田利規岸田戯曲賞受賞祝賀会となる。挙句に終電を逃してネットカフェ。ネットにつながったというだけでほとんど帰宅したような気分になってしまったことに軽いショックを受ける。
明日は夕方から府中市美術館で丹野賢一。その前に砂連尾+寺田をもう一度見ることもできるが、岡田利規がゲストのポストパフォーマンストークは聞けない。いずれにせよ『loves me, or loves me not』についてはどこかに書く。