気がついたら8月で、ということはもう7月が終わっている。月末は忙しかったため仕事関係のメールもちゃんと返せてないし色々やらなきゃならないことがたくさんあり、今日は目覚めてすぐそれのリストを作ったのだが、携帯を見たら留守電が入ってて、その電話は木曜から行き違いになってた用件なのにさっきのリストには書き忘れていた。そしてこの電話を済ませると同時にリストは一挙に倍の長さになり、ドッと疲れが出て結局一つもやらないでヘンな時間に眠り込んでしまった。ここ数日、眠ると「何で今さら」というような昔のイヤな記憶とか、昔のことに関係するイヤな感じの夢ばかり見る。
「DANCE×MUSIC」は二日間、色んな人と話ができて楽しかった。特に二日目の打ち上げの時のKさんの黒沢美香WSの話は何か凄くグッと来るものがあって、ワークを受けながら「自分にこの体が在って良かったと思った」というようなことで、聞いててウワーと精神が動揺した。無かったら生きてないのに、在るので生きている…。ラストは(なぜか)トヨタ関係でSさん、Hさん、Nさんなど中心に激論になっていた。
『音楽舞踊新聞』に書いた『禁色』のレヴューが載った。言いたいことは過不足なく書いたが、何か言語中枢がイマイチな時期で文章が良くない。語順というか文の組立がぎこちなく、読点の打ち方もおかしい。それは別にして編集の段階で二行ぐらいゴソッと抜けてた(事実に反する記述になってしまってる)ので速攻電話でクレーム。あまりにも誤植が多いため原稿にはいつもあれこれ注釈を付けているのだが、「同じ言い回しを反復すると抜ける」というのはこの前の黒沢美香評の時と同じなので経験則に一項目追加である。しかし何だかんだいっても自由なタイミングで、しかも好きなように公演評を書いて出せる紙媒体は他になく貴重。小規模でも重要な公演はきちんと取り上げられるし、最近は大規模な公演でダメなものが目立つから、そういうものは面倒でもいちいち取り上げてバサバサ斬っておく。ウェブにアップロードせよというリクエストもあるのだが少しでも部数を伸ばしたい(=媒体として育てたい)と思ってるので、当面アップする予定はない。買って頂きたい。ちなみに『禁色』はいうまでもなく酷評、次あたりに出るピナ・バウシュはアンビヴァレント気味に褒め評、あとはトヨタ(辛口)、Noism05(辛口)、「DANCE×MUSIC」(やや甘口)と続く予定。