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朝早く目が覚めてしまったのはすごい夢を見たから。夢の想像力（？）にはしばしば圧倒される。ぼくはある人の深刻な悩みを聞いていた。どういうわけかその人は宇宙に行って死にたいと考えているのだった。つまりこの地上では、死ぬことすらもはや苦痛であり、恥辱であり、宇宙のはるか彼方へ飛んで塵になって消滅したいというわけなのだった。理由は全くわからないがとにかくそれは今まで考えてみたこともないほど、人間がそこまで行けるとは思えないほど凄惨な感情だった。
ずっと本を読み、夕方からＢＡＭへ。Ｊに会い、偶然Ｋさんにも会い、終わって外へ出ようとしたらＳさんにも会った。今日の舞台は本当に子供騙しみたいな「マルチメディア演劇」だったのだが、Ｓさんによればアメリカ人は例えば紙を90度（直角）に裁断して、板の角に端をきれいに合わせて貼り付けるといった類のことがそもそも苦手なはずであり、それを考えれば今日のはよく出来ていたという。そのハードルの設定の仕方に驚嘆した。Ｊはチケットを余分に余らせてしまい総額85ドルも払って、寝たとのこと。ぼくはＢＡＭのネクスト・ウェーヴ・フェスに関してはプレス・チケットをゲットすることに成功したのでお金は払ってないのだが、目をつぶって眠ってしまいたいのに全然眠くないという最高にストレスフルな体験をした。Ｊとロベール・ルパージュやダムタイプ、パパタラの話をしながら駅まで一緒に帰った。また雨。
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