Uさんの企画によるプレ・クリスマス・パーティーをぼくの部屋で執行。いくら広いとはいえちょっと無理ではないかと思ったがUさんが「呼べる」と断言するのでそれぞれの友人関係に声をかけまくったところ、各20人前後から出席の返事あり、真上の同じ部屋に住むYには「40人?4人の間違いじゃないの」と冷笑される始末、前日になって下見に来たUさんの口から「思ったほど広くなかったな、ハハ!」発言あって、しかも本気で少しテンション落ちていて一気に頼りない空気になってきたので、結局ベッドやサイドボードなどを廊下に出し、さらに「土足OK」ということにまでなってしまう。もうあとは野となれ山となれというか、まあ決して嫌いではない後先顧みぬ破滅型の成り行きで、人がギチギチに詰まって動けなくなってしまわないことを祈るのみ、横山剣の「終わりに向かって駆け抜けろマイ・ウェイ」という大好きなフレーズが脳裏を巡る。UさんとGさんと三人で前日から生クリスマスツリーを買ったり部屋を片付けたり、期せずして年末大掃除(UさんとGさんはさらに一日前から料理を仕込んでくれていた)、当日の午後は壁にランプを張り巡らし無数のキャンドルを立てるなど、ぼく一人ならまずやらないイケてる感じの装飾でいよいよ雰囲気が盛り上がって来る。スタート時刻18時の30分前、買い出しから帰ってエレヴェーターに乗ろうとしたらDが旦那Mと赤ん坊Lを連れて現れる。第一陣。「ずいぶん早いね」と言ったら「実は日にちを間違えて昨日も来ていた」由、張り切られている。中に入るなり速攻でLがツリーの球を食ってしまいちょっとした騒ぎに。すぐFさんHちゃんMちゃんが来て、Rが来て、Nも来る。バスルームをコート・チェック代わりに使うがすぐにいっぱいになってしまいそう。K、J、W、Y(上階住人冷やかし)も来てくれた。全員を互いに紹介するのが大変になって来るが当人同士だって到底覚えられなさそうな勢い。KさんとSさんも到着。ぼくサイドのゲストはほとんどダンサーかACCグランティーのアーティスト、うすやまさんサイドのゲストが到着し始めて雰囲気が徐々に変化。写真関係、文筆関係その他多彩。Eさんのご主人の映画監督Fさんにお会いできて光栄。しかし何やかやと気ばかり遣ってしまい誰とも集中して話せない。人口密度は青天井に上昇、テーブルを中央に配置したためやや動線が拡散して助かったが、やはり暑くなって小さい扇風機を引っ張り出しても無駄。ヴィデオ流し音楽流し、おでん、パテ、野菜スティック。酒は持ち寄り。カレーの配給に行列ができる。早めに上がる人など出入りありつつ、21時頃に人の数がピークを迎える。ぼくサイドではKさん&Mちゃん、Y、ケイヴのK、Sさん&X、S、Pさん、KちゃんとKさん。人の話し声がわんわんとうねっていて近隣にちょっとだけ不安。人間のみならず、犬のSまでがサンタの格好をして走り回っている。Kちゃんが持って来てくれたシェン・ウェイのヴィデオはじめダンスのヴィデオ見まくり。Sはカレーがなくなるや否や勝手に人の常用「ごはんですよ」で飯を育ち盛りの高校生の如くもりもりと食っている。波が引くように部屋が空いてきて、ダラダラしたところでアイスクリームなど出してまったりと。最後はSが残ってくれて四人で家具を戻し、片付けは適当に翌日に回して解散。