金曜はBankARTでジャン=バティスト・アンドレ。ドゥクフレにも出ていた人だが、先月のヴィデオダンスでクリスチャン・リゾーの作品を踊っているのを見て衝撃を受けて、気がついたら公演があって、結構楽しみにしていたもの。日仏学院の企画で、あまりダンス文脈で宣伝がされていなかった気がするが、紹介されてマネージャーのPに聞いたら横浜の前には札幌で別の長い作品をやっていたらしい。またFに会い、来週初めて会う予定だったGさんを紹介された。
土曜はつくばでNoism。知っている人はTさんしか会わなかった。今回は関東ではここだけなのに意外。
今日は室伏鴻。三日間あるのに一体いつ見られるのかと思ったがようやく最終日に。『Edge』の頃や、アスベスト館で踊った頃などと比べると、Ko & Edge になってからどんどんテーマ的というかイメージ重視、観念主導になって来ている気がして、中盤過ぎる辺りまでこれはOKなのか?と正直だいぶ引いて見ていた。観念で踊っても面白くないよと思っていたのだが、もの凄い筋肉の引き攣りの後ゴロンとひっくり返った瞬間には有無を言わせない力があって、ああフィジカルな物と観念はつながっているんだなあと納得した。観念がないとものは見えないし、ものが見えないと観念は生まれないんであり、ものが動けば観念も動くように、観念でもってものを変えてしまうこともできるのだ。