昨日はとにかく色んな人に会ってたくさん話した。ミーティング的な用事が終わった後も、下北沢へ行き、ジョクジャカルタのテアトル・ガラシとク・ナウカの舞台を見てから、脚本を書いたウゴランや演出家のユディたちに会った。去年9月にスタジオへお邪魔して以来、忙しさにかまけて連絡を取っていなかったのだが、覚えていてくれた。水田に面したガラシのスタジオは、もともとシロアリにやられていたせいもあって完全にダメになってしまったらしい。クダイクブンは半壊程度で、残った部分だけできちんと機能しているとのこと。別ルートで入手した写真では、ジャワ舞踊を見たプジョクスマンの舞台はかなり壊れてしまっているが、王宮はどうだったのだろう。来月ジャカルタのIDF(インドネシアン・ダンス・フェスティヴァル)へ行くよと言ったら、皆も来ると言っていた。せっかくなのでジョクジャへも行ってジャワ舞踊を見ようと思っていたが、そういう雰囲気でもなさそうだし、今回は本当に残念というか、残念とかいってる場合ですらないが、スタジオが潰れた話をしている時もウゴランは結構普通に、いつも通りシニカルに半笑いで、そういうところに逆に慰められてしまったりした。
スズナリで会ったSさんに先日の無力無善寺の「畳半畳」の写真を見せてもらったら、ロリ系のコスプレのダンサー(?)が舞台(畳)の上で携帯で喋っているらしき映像があって、聞いたら、彼女は自分のお母さんに記録撮影を頼んでいたのに、お母さんが遅刻して、それで舞台の上で皆が見ている前でお母さんと電話でやり取りするはめになったのだという。しかもしばらくしてお母さんがヴィデオ回しながらドアを開けて本当に入って来たらしい。あの日高円寺に出かけなかったことを心から後悔した。
さらに、Oさんから頂いた3月の「横浜ダンス界隈 番外編」のDVDにざっと目を通したら、オトギノマキコが小部屋の中でドラクエ(いうまでもなくI)をつけっぱなしにして放心しながらズルズルと床に崩れていっている場面があって、これも本当に見たかったと思った。夢というにはあまりにも無内容な白昼夢のような、ダルい感じが強烈に出ていて、何か小学生の頃の記憶をおかしな角度からチクチクやられる気分だった。