学習院へ韓国のダンスを見に行く。到着がギリになってしまい、すると校門のところにいた係の学生が「近道をご案内しますっ」と言って、ホールまで一緒に走ってくれた。デデデッと二人で完走した。会場ではSさんGさんCさんに会う。すごく良いダンサーが一人いた。良いダンサーが一人現われると他のことはほとんどどうでもよい。
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』のDVDが再発になり早速購入。十数年ぶりに見たけどやっぱり凄い。「ノーマル」からズレる、ずり落ちる不安定感が色んなレヴェルで充満していて、一つ一つのショットがドキドキさせる。『インランド〜』は大体がズレちゃった世界に居直ってしまっていて、「ズレ」る運動性があまりないのに、やたらと眉間に皺をよせたり驚愕したりするローラ・ダーンのアップばかり映している。それに比べて『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』は保安官の部屋の壁にかかっているノコギリがもうそれだけで一体何なんだという異物感を放っていたりするし、「ズレ」た向こう側から「ズレ」てない世界が見えたりすると、それもまた逆に「ズレ」て見える。だから、明らかにヘンなことだけでなく、あまりヘンでないはずのことまでもが、ヘンに思える。そしてヘンに思える以上、それはヘンなのだ。