2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

徘徊

時間ギリギリになって朝食をとりに行く。やはり若い男女が一組いる他は誰もいない。結構きちんとしたヴァイキングなのに全然減ってない。勿体ないが食欲もないので果物とヨーグルト、パン、コーヒーを二杯。 チェックアウトして出かける。とにかく今日は、夜…

The Jellyfish Climbing up the Waterfall

旅館の朝食は旨いというセオリー通りに旨い朝食後、再びYCAMへ移動して施設を案内して頂く。メインのホールは縦に深く、真っ黒。もうすぐ内橋和久とUAのパフォーマンスがあるのでその準備が進められていたがUAはいなかった。ぼくはこの後、日本海側…

「踊りに行くぜ!!」イン・山口

羽田第2ターミナルのエアポート・ラウンジはたった2000円でシャワーも浴びれてコーヒーなども飲み放題でソファーでゆっくりできる。最高。飛行機に乗って90分ほど寝ていると山口宇部空港。山口情報芸術センター(YCAM)の岸さんがピックアップしてくれ…

弾をこめる

『エルマガジン』8月号届く。写真特集なのだが表紙に「Shall We Shot?」とあって、それを言うなら「Shoot」じゃないのかと思いつつ念のため辞書を開いてみたら「Shot」には動詞もあって「装弾する」という意味だった。不穏。「ステージ」欄がないと思ったら…

昨日は寝不足のままベルリナー・アンサンブル。月並みながら改めて外国語の演劇を見るということの困難を実感した。字幕なしで代わりにイヤホンガイドが用意されていたのだが、イヤホンガイドというのは選択肢として自分の中にまずないので意地でダイレクト…

豆腐

久しぶりに散々のた打ち回って原稿を上げた。今回は来月の『スタジオボイス』に載る MIKUNI YANAIHARA Project『3年2組』の前パブ。だいたい舞台の前パブというのは文字通り「プレヴュー」であって、まだ見てないものについてあれこれ書くことになる。映画…

どうか

締切目前の原稿が書けなくて詰まってる。とにかく何かありきたりでない、発見や刺激のあることを書きたいと思う。遅刻しそうなのにいつまでもトイレに座ってるみたいな気分になる。

ジャパン

ミュージカルバトン頂いた。最初めんどいかなと思っていたものの、ちょっと書き始めてみたら興が乗ったのだが、書いている内にあまりにも恥ずかしいラインナップになってしまって、そこで何かそれっぽいキャラクターみたいな、系統みたいなのを捏造して保身…

世界大思想全集

今月はもうあまりダンスがない。マシュー・ボーンは叩き売りチケットが出ているのでまだ迷っているが基本的に興味が薄い。あとは月末のスタダンくらいか。7月8月のようにあまり公演が立て込むのも困るが少なすぎると禁断症状が出る。明日は桜井圭介「南烏…

ピナ・バウシュ

ピナ・バウシュが良かった。ぼくは96年来日時の『船と共に』を見たのが最初で、それ以降は全部見ているし、ヴィデオで見る機会があれば逃さず補完しているが、とりわけ90年代以降の作品は何だかよくわからなくて、ひたすらサムく、さらに近年になると作品そ…

地縛霊

霊にも様々あるが、少なくとも地縛霊は実在すると思う。人は環境の中に根を張って生活しているから、例えば同じ道を毎日通ったり、時々行く店や建物があったり、家の中などは暗くても自由に歩き回れるくらいだったり、という風に、周囲の環境へと体が拡張し…

そんなわけない

ダンサーの某君からメールが来て同感だと言われ一気に気が楽になる。ああいうものを見て「闘志が湧いてきた」と。まあ冷静に各方面の情報を整理してみるとそれほど孤独でもないみたいではあるが、前記事はあちこち派手に出るのにレヴューはずっと扱いが小さ…

舞台を見て、石を投げたいと思ったことは過去に何度かある。しかし劇場から逃げ出して30時間ぐらい経ってるのにまだ落ち込んでて立ち直れないなんてどういうことなのか。超満員の観客は平気で拍手してるし、メディアは祭り状態*1。要するに孤独感。夢も希望…

人がくしゃみをする瞬間というのはスリリングであり裏切られることはない。どんなくしゃみもほぼ例外なく意外な音響でその人の私的世界の一端を開示する。親しい間柄でも、思いがけないくしゃみの一撃によってその人が自分から遠くの世界へ一瞬ワープして何…